プロローグ
突然ですが皆さん、リリー・シェンカーというギタリストをご存知でしょうか?
私たちは、彼の残した一つの曲を聴き、興味を持った。
どうやら彼は、幾つかの曲を残して消えたみたいだ。
そして…いつも一人ぼっちだった。
この曲(「lilyschenkers_music1.mp3」をダウンロード )は、どこか哀しげで…リリー・シェンカーという人物を表している気がする。
彼の残した楽曲・物語を求めて旅に出ようと思う。
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突然ですが皆さん、リリー・シェンカーというギタリストをご存知でしょうか?
私たちは、彼の残した一つの曲を聴き、興味を持った。
どうやら彼は、幾つかの曲を残して消えたみたいだ。
そして…いつも一人ぼっちだった。
この曲(「lilyschenkers_music1.mp3」をダウンロード )は、どこか哀しげで…リリー・シェンカーという人物を表している気がする。
彼の残した楽曲・物語を求めて旅に出ようと思う。
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リリー・シェンカーの音源を発見した!
彼は、何か哀しいことなどがあると、ギターを弾いていたそうだ。
よく一人で。
…とても繊細な人らしい。
今回、発見した曲(「lilyschenkers_music2.mp3」をダウンロード )は少し激しめだ。
また、私たちは彼への興味を深めた。
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リリー・シェンカーはギターが大好きだった。
しかし、
楽器屋は好きではなかったらしい。
ギターを弾く人で楽器屋が嫌いな人も珍しい…。
何が嫌だったのだろう??
リリーが嫌だったのは…店員、そして店に集まる人間(客)だった。
いかにも楽器をやってますという人達の得意げな会話が聞こえてくる…、
そういう人達にリリーが親しみを覚えることはなかった。
リリー・シェンカーは“自分にしか出せない良い音”を目指していた。
それは、機材の量でもテクニックでもない。
だから…聞こえてくる会話に共感できるモノがなかったのだと思う。
新しいリリー・シェンカーの音源を発見しましたので、
ここに載せます⇒(「lilyschenkers_music3.mp3」をダウンロード )
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リリー・シェンカーが話したこと。
どこで誰に話したのかは分からないが、リリーの言葉を発見した。
「夜、外に出るのが好きなんだ。夜の風は心地良いし、匂いも好き。何で好きなんだろう?ー…視界に建物などが入らないような場所で夜空を見上げると、宇宙に行った気になれるよ。…というより、自分は宇宙に存在するんだなぁと実感する。」
「月も好き。色んな形の月があるけど、満月が一番だよ。あれは不思議な力がある。」
「金魚が買いたい。そういえば、人間ポンプに失敗された金魚って可哀想だね(笑)。」
「小さな頃はよく砂場で一人で遊んでた。穴掘って、水溜めて…。」
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私たちはリリー・シェンカーの言葉を探しているうちに、
また新たに音源を発見した。
この曲(「lilyschenkers_music4.mp3」をダウンロード )は、“哀しい過去”…そういった様な印象を受けた。
そういえば…リリーのことを色々調べてみているが、
彼の父親・母親のことを知っている人は誰もいない。
いったい何処にいるんだろう…?
彼はいつも一人ぼっち。
色んな思いの中で、この曲を弾いているリリーを想像してしまった。
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リリー・シェンカーは学校に友達が一人だけいた。
その友達とはお互い趣味などは違うものの、色々なことを話したりする仲だった。リリーはギターや音楽、友達はスポーツのことなどを話す。
その友達はリリーの世界を理解していたし、リリーのギターが好きだった。
しかし…、理解できないこともあった。
リリーはその友達が別の友達を紹介しようとしても、頑なに拒んだ。無理やり、リリーと話をさせようとしても…リリーは何処かに行ってしまう。
―…リリー・シェンカーは特別な感性の持ち主。自分と何かを分かち合える人というのは、そうはいないことを分かっているのだと思う。
こんな話と一緒に、この曲(「lilyschenkers_music5.mp3」をダウンロード)が見つかった。
きっと、その友達にも聴かせてあげたことでしょう。
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リリー・シェンカーはとても短い期間だけど、あるバンドを組んでいた。
そのバンドはインストゥルメンタル…。
そして、たった一度だけライヴを行ったことがある。
そのライヴはロックバンドとは思えない程、客席は静かだったらしい。
青く輝く照明とともに、リリーのギターは会場に響く。
リリーは自分の世界に入り込み、メロディーを奏でる。
誰もが聴き入っているようにみえた。
調子も良かった。
・
・
・
バンドは1曲を演奏。
ところが観客は反応を示さず…、もちろん拍手もなかった。
2曲・3曲と演奏していった。
気が付くと、観客の数も半分程度となりブーイングすら聞こえ始めた…。
バンドのメンバーも唖然とする。
リリーは黙々と弾いた。
5曲でバンドの演奏は終了。
ライヴは失敗に終わったと思えた。
しかし…
観客の何人かがステージに近寄ってリリーに話しかけた。
※「正夢を見ました。
今日、あなたのこの演奏を聴いている夢でした!」
※「俺も見た!今日の夢。」
リリー「そう。じゃあ、今日はココで演奏する運命だったんだ。
良かった。」
そう言ってリリーはステージを下りた。
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ライヴが終わった後のこと…
リリー達はある男に話しかけられた。
その男はレコード会社の人間で、話の内容は「CDを製作してみないか?」ということだった。
最初は驚いたが、リリーはその話にくいついた。
そしてリリーはレコード製作の為、レコーディングスタジオに入ることとなった。
―…レコーディングは無事終えることができ、後は完成を待つだけ。
しかし、数ヵ月経っても、会社からリリースの話はされず、発売日も知らされていなかった。
ある日…
会社から一枚のCDが届いた。
なんと!リリーが録音した音源が他のバンドの音源に使用され発売されていた。
曲も大きく変えられている。
ジャケットのクレジットを見ても、リリー・シェンカーの名前は見当たらなかった…。
リリーは利用されたのだと知り、深く傷ついた。
※
その時、リリーが録音したと思われる音源を見つけたので、ここ(「lilyschenkers_music6.mp3」をダウンロード )に載せます。彼は希望に満ちて、この曲をプレイしたのではないかと思う。
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リリー・シェンカーが話したこと。
どこで誰に話したかは分からないが、またリリーの言葉を発見した。
「御飯を食べる為だけに働いて生きるというのは、僕にはできないかなぁ…。」
「世の中、今の方が全然良くなってきていると思う。ただ、昔のツケがまわってきてるだけ。」
「こんなに地面は平らなのに地球は丸い…。」
「初めて HIGHWAY STAR (DEEP PURPLE)を聴いた時は、固まっちゃった。カッコ良かった。映像でリッチー・ブラックモアを見たときも、瞬きするのを忘れる程だった!」
「何も見ていないくせに勝手なことを言う奴がいる。また、こいつはこいつでなんでフォローしてくれないんだ!?ってことがよくある。そうゆうのが嫌い。」
「時々、自分に見えている“色”は他の人が見ている“色”と同じなのかなって思う。例えば、僕が見ている青は他の人は違う様に見えているかもしれない…。本人じゃないと分からないことだから。綺麗なものを観ても全く何も感じない人をみたりすると、余計そう感じたりする。」
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リリー・シェンカーは様々なことに失望していた時期があった。
そんな時…リリーは車に乗って、どこか遠くへ目的地を決めずに走ることにした。
行き着いた先は知らない田舎町。
行くあてもなかったリリーは、ぶらりと目に留まったジーンズショップに立ち寄った。
ただただ、ぼぅっと棚に並べられたジーンズを眺めていた。
そうしていると店員の女の子が、どんなジーンズを探しているのかなど問いかけてきた。
買う気はなかった為、店員の問いかけには返事をしようとしなかった。
しかし、リリーは店内に流れる“bjork”の歌声が、ふと耳に入り反応した。
その反応に気付いた店員の女の子は、リリーに尋ねた。
「これ“bjork”ですよね。お聴きになるのですか?」
リリーはそこで初めて返事をした。
それをきっかけに、二人はよく聴く音楽の話などを始めた。
そのうち、その女の子もギターを弾くことが分かり、お互いに相手がどんなプレイをするのか興味を持った。
しかし、少しの間その町に滞在しようと思っていたリリーだが、ギターを持ってきていなかった。
そこで次の日、女の子の家に行き、ギターを弾くことになった。
二人は交互に演奏しながらお互いのプレイについて楽しく語り合った。
そして、その日からリリーは宿泊先からその女の子の家に通うという生活を続ける。
・
・
・
ある日のこと。
女の子は今日もリリーはいつも通り自分の家に来ると思い待っていた。
しかし…、結局来なかった。
その日は、明日は来るだろうと思っていたが次の日も来なかった。
その次の日も…。
心配になり、リリーの宿泊先を訪ねてみた女の子。
リリーはもう居なかった。つまり、帰ってしまっていた…らしい。
…その日は初雪だった。
はっきりと何で突然何も言わず帰ってしまったのかは分からないけど、金銭的な問題もあったと思う。
この曲(「lily_schenkers_music7.mp3」をダウンロード )は、その町から帰ってきたリリーが作ったと思われる曲です。
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僕達に、ギターは身近な楽器だと、そう思わせてくれたのがリリー・シェンカーだった。
リリーは「音楽を聴く時、自然とギターの音に耳を傾けるようになった。それから、ギターの音に個性を感じ、誰が弾いているのかが分かる…そういうギターが素晴らしいと気付いた。」と話したことがあるらしい。
彼は僕達に、それを気付かせるきっかけをつくってくれた。
また…、聞いた話によると、リリーは“絵は誰にでも描けるが、音楽は限られた人にしか作れないもの”…そんな印象を感じていた時期があり、音楽はそうあるべきではないと思ったのがきっかけで、曲を作り始めたという。
テレビやラジオから流れる豪華な音でなくても、メロディーとバックの音さえあれば、曲として成立させることができるということを教えてくれたのもリリーだった。
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壊れたギター。もうアンプからは音が出ない…。
リリー・シェンカーはギターを壊すこともあったらしい。
“表現”とは自分の内側にあるものを表へと出す作業。
例えば、ホースに水を通す。出ていく水の量より入ってきた水の量の方が多ければ…、ホースは破裂してしまう。
リリーは悲しみや怒りなどの感情をギターにぶつける。
内側に溜まった感情をギターを通して放出するが、うまく外に出されなければ…。
リリーはギターを壊すことになる。
新しく発見したこの曲(「lilyschenkers_music8.mp3」をダウンロード )を聴いた時、リリーは怒りを表現している気がした。
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途方に暮れていた、その頃のリリー・シェンカー。
何をやっても上手くいかず苛立つ毎日。
その日は雨が降っていた。
リリーは追い詰められた自分と背中合わせで、ギリギリのところで懸命に生きていた。
「自分は駄目ではない。」
リリーはいつも、そう信じていたと思う。しかし、ギターを弾くことすらままならない状態が、リリーを辛く、悲しくさせていたのだろう。
・・・良い音が出したい。
・・・あの音が聴きたい。
きっと、この想いがリリーを突き動かした。
そして、リリーはあの場所に向かった。あの時のように。“bjork”を聴きながら…―。
彼女の歌声は、雨の音、リリーの心と共鳴し、さらに想いを膨らましたことだろう。
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町に着いたリリー・シェンカー。
リリーは以前、この町である女の子と出会い、一緒にギターを弾いた。その記憶は心の中で、唯一温かさを感じさせるものだったに違いない。
そこは、あの頃とは変わることなく、何かホッとさせる雰囲気を感じさせた。
今度は目的を持ってやって来たリリー…、“あの彼女に会う”という。
真っ先に女の子の家に向かったリリーは、
必ず彼女に会えると思っていた。
玄関のチャイムを押す。
扉の開く音を、期待して待ったと思う。
しかし、彼女はおろか、誰も出て来ることはなかった。
リリーは落胆したものの、諦めることはなかった。すぐに、あのジーンズショップに向かった。最初に出会った場所。
店内を隈なく見渡した。…しかし、居ない。店員の人に聞くが、誰も知らない。
足早に店を後にしたリリーは、
町を車で走りながら探すことにした…―。
日が暮れ、結局彼女は見つからなかった。
リリーは宿泊施設を探し、そこに一晩泊まることにした。
夜、リリーは外に出た。
夜風にあたりたいだけだったのか、女の子を探す為だったのか分からないが、ただただ歩いたらしい。
すると、真っ暗闇の原っぱで一人、空を見上げる女の子がいた。
リリーは、予感していた。必ず会えると…。近づいていくと、予感はあたっていた。
彼女だった。
彼女もリリーの存在に気がつき、驚きと同時に戸惑うようだった…。
この頃に、リリーが録音したと言われる音源を見つけましたので、ここ(「lilyschenkerss_music10.mp3」をダウンロード )に載せます。
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二人は星空の下で話した。
その時、二人が話した内容は二人にしか分からない。彼女は、なぜリリーが、あの時突然居なくなったのかを聞いたのかもしれないし、聞いていないのかもしれない。
ただ…リリーは、また「ギターを一緒に弾こう」と切り出した。すると女の子は突然黙り込んだ。
リリーは不思議に思った。そう思いながらも何度もリリーは誘った。一緒に弾こうよ…と。しかし女の子は沈黙したまま。
痺れをきらしたリリーは、車からギターを持ち出し、強引に女の子の手を引いて、近くの楽器屋に向かった。
もう店も閉まりかかっていたが、何とかギターを弾かせてもらえることになった。
女の子に椅子に座ってもらい、ギターを手渡す。
すると、女の子は一旦ギターを弾こうとするが、突然泣き出した。
リリーは戸惑う。その時はなぜ泣いているのか分からなかった。
よく見ると、女の子の左手は小刻みに震えていた。
女の子は話し出す。
どうやら、女の子は左手が麻痺し動かなくなるという病気にかかっていた。
その話を聞いたリリーは頭が真っ白になる。
とりあえずその日は、女の子を家に送ることにしたリリー。
一夜明けた次の朝…、リリーは女の子の家に向かう。
彼女にギターをもう一度弾いて欲しいという気持ちが強かったに違いない。
女の子の部屋に上がったリリーはすぐにギターを弾いた。
彼女はジッとそれを聴いていた。ただただ…。
リリーは弾き続ける。
すると彼女はギターを手にとって、動かない手で弾こうと必死になっていた。
それから彼女はリリーと一緒に練習するようになった。何時間も…。全く弾けない彼女をリリーは応援した。
リリーが帰った後も女の子は諦めず練習を続けていた。
リリーは度々彼女のいる町を訪れるようになった。
・
・
・
ある日…、女の子の部屋の扉を開けたリリーは驚く。
彼女はギターを弾いていた。
アンプからは綺麗な音が聴こえてくる。
それにもリリーは驚いたが、さらに驚いたことがあった。
聴こえてきたきたフレーズはリリーがよく弾くものだった。
彼女は言った。
「このフレーズ、大好きでずっと弾けるようになりたかったんだ。」
リリーはその時、言葉には表せないような喜びの感情が溢れたらしい。
それは、自分の弾くフレーズを“良い”と信じていたリリーだが、そんなことは今まで誰にも言われたことがなかった。
自分が“良い”と信じているものを…その感性を誰かと共有できないということは、彼にとって、とても“孤独”なことだった。
リリーは、その瞬間…再びこの町に訪れた時の“気持ち”が晴れていることに気がついた。…と言っていたらしい。
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才能ってなんだろう?
生まれた時から備わっているもの?
神が与えてくれるもの?
天性と才能って…―それは皆に平等に与えられるものではなくて選ばれた人にだけ特別与えられるもの?
リリーはこう言っていたらしい。
「自分はギターを弾くことしか能がないと思っていた。でも、自分に“才能”というものが本当にあるのかどうかなんて分かるはずもない。とびっきりの才能がある人をうらやましく思ってしまう…。才能のある人が努力すると誰も敵わないんだ。」
…―でも、僕達はリリーのギターを聴く度に思う。
もし、リリー・シェンカーという分野があるとしたら、リリー・シェンカーには誰も敵わない。そして、知る人ぞ知るギタリストにしては、もったいないと。
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リリー・シェンカーは車でどこかへ向かう途中に事故を起こしたことがある。
スピードを出し過ぎた車はスリップして道路脇の柱に突っ込んでしまった。
車に積まれていたギターやアンプは無事だったが、激しくぶつかったその衝撃で、リリーは気絶してしまったそうだ。
しばらくして、そこを通りかかった親切な人の手によって、家に運ばれた。
その人の家のベットでリリーは目を覚ます。
そこには家庭があった。
数日間、リリーはその家で世話になることになった。
家には夫婦と子供が一人居て、子供は10歳くらいの少年だったそうだ。
リリーはその家で、いつもの様にギターをつま弾いていた。
すると、聴こえてくる音に少年は興味を示し、リリーに話しかけた。
「何を弾いているの?」
迷ったあげくリリーは、こう答えた。
「―…ロックかな?」
聞くところによると少年は音楽というものに全く興味がなかった。
しかし、その時少年はリリーにこう言った。
「自分もそんなのが弾いてみたい…。」
リリーは少年にギターを教えた。
数日してリリーはすぐに帰ってしまったが、少年はそれからもギターを弾き続け、色々なレコードを聴いたそうだ。
その少年はリリーに出会ったことでロックのカッコ良さに触れ、虜になったらしい。
人は様々な現象や物に囲まれて生きる。
その中で運命を変えてしまうくらいの衝撃を受けるモノに出会った時、そこから何かが始まることもある。
そのタイミングは人それぞれで、いつでも良い。
約1ヶ月後、少年の家にリリーから封筒が届いた。
そこには、両親に対するお礼の手紙と少年に宛てた1つの音源が同封されていた。
その音源をここに(「lilyschenkers_music12.mp3」をダウンロード )載せます。
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リリー・シェンカーの曲はインストゥルメンタルで、
その曲のイメージは聴き手に委ねられる。
それは彼も望んでいることだと思う。
でも、リリーは曲に詩を添えることもあると分かった。
『 見上げれば
SAKURAが空にとける
希望と寂しさが交じり合うように
Life goes on… 』
リリーは曲の中に、普遍的な部分を残す。
SAKURAが普遍的な美しさを持つように。
いつの時代でも色あせることのないメロディーがそこにあると感じた。
新しい曲が見つかりました!ここに(「lilyschenkers_music13.mp3」をダウンロード )載せます。
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