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2008年3月

クラッシュ!

Lilys_illust12_2 リリー・シェンカーは車でどこかへ向かう途中に事故を起こしたことがある。

スピードを出し過ぎた車はスリップして道路脇の柱に突っ込んでしまった。

車に積まれていたギターやアンプは無事だったが、激しくぶつかったその衝撃で、リリーは気絶してしまったそうだ。

しばらくして、そこを通りかかった親切な人の手によって、家に運ばれた。

その人の家のベットでリリーは目を覚ます。

そこには家庭があった。
数日間、リリーはその家で世話になることになった。

家には夫婦と子供が一人居て、子供は10歳くらいの少年だったそうだ。

リリーはその家で、いつもの様にギターをつま弾いていた。
すると、聴こえてくる音に少年は興味を示し、リリーに話しかけた。

「何を弾いているの?」

迷ったあげくリリーは、こう答えた。

「―…ロックかな?」

聞くところによると少年は音楽というものに全く興味がなかった。
しかし、その時少年はリリーにこう言った。

「自分もそんなのが弾いてみたい…。」

リリーは少年にギターを教えた。
数日してリリーはすぐに帰ってしまったが、少年はそれからもギターを弾き続け、色々なレコードを聴いたそうだ。

その少年はリリーに出会ったことでロックのカッコ良さに触れ、虜になったらしい。

人は様々な現象や物に囲まれて生きる。
その中で運命を変えてしまうくらいの衝撃を受けるモノに出会った時、そこから何かが始まることもある。
そのタイミングは人それぞれで、いつでも良い。

約1ヶ月後、少年の家にリリーから封筒が届いた。
そこには、両親に対するお礼の手紙と少年に宛てた1つの音源が同封されていた。

その音源をここに(「lilyschenkers_music12.mp3」をダウンロード )載せます。

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